リハビリテーション科
最大の機能・能力向上のために尽力
リハビリテーションにおける運動療法では、機能障害そのものへのアプローチを柱として、目標動作の再獲得と再発予防法を身につけることが大切です。
外傷による障害の他に、何気ない普段の姿勢や日常動作・繰り返されるスポーツ動作による物理的ストレスの結果として生じる障害もあります。運動療法には、機能・能力障害を回復させる、あるいはパフォーマンスを向上させるためのアプローチが含まれています。
当院の理学療法士、作業療法士など、リハビリテーション医療に携わるスタッフは、常に最大の機能・能力向上に向けて力を尽くします。
「運動療法」と「機械リハビリ」は分けます
当院のリハビリテーションは、理学療法士や作業療法士が直接施術する運動療法と機械で行うリハビリがあります。
当院の方針としては、1回の診療時間の中で運動療法と機械リハビリを半々で組み合わせるのではなく、運動療法を実施する場合は、診療時間内をフルに使って行います。なぜなら、運動療法を必要とする患者さんの場合、しっかりと時間をかけて行わないと、成果が出なかったり、痛みの原因が突き止められなかったりすることもあるからです。
診療時間を有効に使うため、一般整形外科もスポーツ整形外科も運動療法は予約制となっています。
中高生、青年層のリハビリについて
運動療法を実施するケースが圧倒的に多いです。成長過程にある中高生は、まだ筋肉や体格そのものができあがっていませんし、左右のバランス差もあります。体のバランス、可動域などをしっかり確認しながら行います。
例えば、「ヒジが痛い」と訴えるピッチャーの場合、股関節の固さが投球の際に影響して、ヒジを痛めていることが往々にしてあります。この場合、ヒジへの処置以外に、下半身のマッサージなどを施し、回復を早めます。
青年のアスリートやスポーツ愛好家の場合も同様に、運動療法を中心として、トータルな視点でケアを行います。
ご高齢の方のリハビリについて
ご高齢の方は、整形外科疾患以外の疾患を抱えていらっしゃることも多いので、無理をしないように様子を見ながら、ケースに応じてやさしく心地よい治療機器を活用いたします。特に心疾患をお持ちの方には、ご負担をかけないように配慮しております。また、痛みやしびれの原因が内科的疾患からきているケースも多いので、そうしたことも頭に入れながら、適切なリハビリを行います。
広々としたリハビリスペースと多彩な治療機器
経皮的電気刺激治療器
「低周波」「干渉波」「中周波」が1台で行える経皮的電気刺激治療器です。 複数の治療モードを融合した「フュージョンモード」を搭載、今までにない刺激感を生み出します。
ウォーターベッド型全身マッサージ機
マッサージ性能、移乗性、快適性、デザイン性。4つのハイクオリティな性能で、より洗練されたリラクゼーションを実現するクワトロマーノ。身体へのやさしさを追い求めたウォーターベッド型マッサージ機です。
腰椎牽引機
腰掛けるだけで腰椎牽引が可能なスタンダードモデル。空気の力で体をやさしくしっかり固定し、腰椎を牽引します。
頚椎牽引機
安全性を追求しつつ、負担をかけない頚椎牽引を実現します。やさしいデザインとすみずみまで安全を考慮した使い心地が特徴です。
インテレクトモバイル・コンボ
電気刺激療法と超音波のコンビネーション治療ができ、急性期からの積極的な使用が可能です。部分的な筋力強化訓練にも使用でき、廃用性筋萎縮の改善にも効果を発揮します。
エアロバイク
省スペース設計でコンパクトでありながら、様々な体力測定プログラムを搭載した多機能なバイクです。